スタンダードダンスの特徴
■ワルツ
ワルツの特徴は、スイングとライズ・アンド・フォールにあります。ワルツのライズ・アンド・フォールは、一歩目の終わりにライズを始め、2歩目、3歩目でライズを継続して、3歩目の終わりでロウァーします。この動きは、スイングと呼ばれブランコの動きと同じです。ブランコが動き出すころが第一歩にあたり、だんだん上昇するところが、第二、三歩にあたり、だんだん下降するところが、第三歩からつぎの第一歩にあたります。
■タンゴ
タンゴは、他のスタンダード種目と異なる点が多いのが特徴です。スタッカート曲調ですから、一歩一歩シャープさを出すために、上下運動(ライズ・アンド・フォール)のないフラットな踊り方になります。男性の左アームは、肘を少し張り出し、鋭角に構えます。右アームはボディとアームが一体になるように、体の前におきます。女性の左手は、指をきちんと揃えて、男性の右脇の下あたりに置き、手のひらは見えないようにします。ほかの種目が直線的なウォークなのに対し、タンゴでは左にカーブしていきます。
■スロー・フォックストロット
ワルツと同じスイング系統のダンスですが、ワルツは3拍子で回転が多く、ライズ&フォール(ライズ&ロウァー)と呼ばれる上下動が大きく、深い波のようなイメージがあります。一方、スローフォックストロットは4拍子で回転が少なく、ほとんど前進と後退で出来ています。このため、ライズ・アンド・フォールに特徴があり、1の終わりにライズして、2,3はその高さを保ち(アップ)、3の終わりにロアするのが原則です。
■クイックステップ
クイックステップはその名の通り、軽快で素早いダンスです。動きが早い分、ワルツのように上下に深く動いている時間が無いので、上下動(ライズ&フォール、ライズ&ロウァー)は浅めになっています。クイックステップの足型に備わるライズには、ワルツ と同様に 1 から 3 までに徐々に高くなっていくライズと、フォックストロット と同様に、1 の終わりにはほとんどライズを終わっているものと二通りあります。
■ヴェニーズワルツ
ヴェニーズワルツ 通常のワルツのほぼ倍の速さで踊る軽快なダンスです。軽快な音楽のなかで男女の身体が常に一体であるには歩幅の取り方が重要です。ヴェニーズワルツは基本的に「ナチュラルターン」と「リバースターン」の二種類のステップから成り立っています。
ラテンアメリカンダンスの特徴
■ルンバ
ルンバは滑らかでゆったりした動きが特徴のダンスです。ラテンアメリカン種目の中で最もゆったりとしています。ステップも一番覚えやすいのでラテンアメリカン種目の中では最初に学ぶことが多いです。
■チャチャチャ
ルンバが原形となっており、ステップやポーズ等、基本的なことはルンバと同じです。 しかし、ルンバが4拍子の音楽に対して「2・3・4 ~1」と3歩でステップするのに対して、 チャチャチャでは4拍子の音楽に対して「2・3・4・&・1」と5歩でステップし、曲のテンポも早く運動量も多くなります。
■サンバ
サンバはバウンスという独特の動きがあります。ひざと足首の屈伸によって生じる上下動をボディの伸縮によって調節します。
■パソドブレ
男性がマタドールを、女性がケープ(マタドールがあやつる布) 又は牛を表現して踊ります。このダンスのポーズの中には,フラメンコのテクニックも取り入れられています。
■ジャイブ
パーティーダンスのジルバによく似ています。軽快な4拍子の音楽にのって踊るので運動量も多くなります。
パーティーダンスの特徴
■ブルース
音楽のリズムは4分の4拍子です。スロー・フォックストロットと同じ曲を使います。ですので、パーティーでは、スロー・フォックストロットの曲がかかると、ブルースとスロー・フォックストロットを踊って良いわけです。4分の4拍子の音楽にのって、スロー・スロー・クイック・クイックと繰り返しステップします。前進・前進・横・揃える後退・後退・横・揃える等と比較的簡単なステップの組み合わせで踊れます。
■ジルバ
ジャイブの原形となっているダンスです。スロー・スロー・クイック・クイックのリズムで軽快に踊ります。曲はクイックステップと同じ曲を使うことが多いですので、パーティーで クイックステップかジルバを踊って良いわけです。
■マンボ
マンボは、ルンバと同様に上体を前傾して腰を後ろに突き出した姿勢で手を自然に振って踊ります。 マンボは前後左右、一歩の範囲内で踊れるスポットダンスです。男女が全く触れずに少し離れて向かいあった位置で踊ります。
お客様の声
- ・清潔感のある、明るい爽やかなムードの教室です。
- S様(埼玉県さいたま市東浦和在住)